NURO光は速いのに安い!理想的な回線を作り出せた秘密は一体!?

NURO光の特徴といえば、言わずと知れた高速回線です。

今までの光回線の最大速度である1Gbpsを、一気に2倍上回る最大速度2Gbpsという回線を一般家庭向けに提供しました。

「オンラインゲームをガチでやりたい!」「大容量データの送受信を速く終わらせたい!」というような人にとっては、速い回線を利用できるメリットは非常に大きいでしょう。

しかし、NURO光が人気になった理由は回線速度だけではありません。

速度が2倍速くなったにも関わらず、ネット回線の月額料金が高くなるどころか、むしろ安くなる人もいたということに2つ目の理由があります。

では、NURO光はどうしてこのようなことを実現できたのでしょうか。

NURO光の回線速度と料金の秘密について解説していきます。

最大速度2Gbpsを実現させた伝送技術GPON

NURO光の2Gbpsという回線を実現させた秘密は、その伝送技術にあります。

NURO光が利用した伝送技術は『GPON』と呼ばれるものです。

一方で、他の光回線業者が利用している伝送技術は『GE-PON』と呼ばれるものです。

名前はかなり似ていますが、それぞれの伝送技術にはいくつかの違いがあります。

【GPON】

・一本の光ファイバーを分岐して複数の家に使用

・回線の最大速度は2.48Gbps

・GTCフレームを使用(光ファイバー伝送時のフレーム)

【GE-PON】

・一本の光ファイバーを分岐して複数の家に使用

・回線の最大速度は1.25Gbps

・イーサネットフレームを使用(光ファイバー伝送時のフレーム)

GPONとGE-PONの速度を決定付けているのは伝送時のフレームの違いです。

GPONとGE-PONの速度の違いはフレームにあるよ!

GE-PONのフレームは構成がシンプルな分扱いやすいですが、伝送効率が悪くなってしまうため、最大速度1.25Gbpsに限られてしまいます。

GPONは、GE-PONに比べて伝送のフレームが複雑にはなりますが、伝送効率が高いため最大速度が2.48Gbpsまで上げることが出来るのです。

これが、NURO光が最大速度2Gbpsを実現できた理由になります。

どうしてNURO光だけがGPONを利用しているの?

ところでどうして他の光回線業者は、GPONを利用しないのでしょうか。

回線速度の秘密が伝送技術だけによるものであれば、他の光回線業者も伝送技術を導入することで、最大速度2Gbpsの回線が使えるようになるはずです。

しかし、NURO光以外の回線は、中々GPONを導入することが出来ません

これには、NURO光ならではの理由があります。

・NURO光が比較的新しいサービスであること

・NURO光がダークファイバーを利用していること(使用されていない光ファイバー)

NURO光は、ダークファイバーという使用されていない光ファイバーにGPONを適用することで最大速度2Gbpsの回線速度を実現しています。

一方、既存の回線で最大速度2Gbpsを作ろうとすると、現在使用している光ファイバーをGE-PONからGPONに切り替える必要があります。

これには、莫大な費用が必要です。

そのため、多くの既存回線はGE-PONを利用し続けていると考えられます。

NURO光は使われていない光ファイバー(ダークファイバー)
を利用しているからこそ実現できているってことだね!

NURO光は海外の技術を利用しているため低コストになった

実は、国外ではGPONに似た技術を利用したBPONと呼ばれる伝送時術があります。

GPONはこのBPONと呼ばれる伝送技術の後継機とも言われており、BPONのネガティブ面を取り除いてできた伝送技術です。

BPONという言わば下地があったため、製作の費用はあまり必要ありませんでした。

また、国外ではすでに多くの場所でGPONを取り入れているため、必要な機材を集めるための費用も比較的少なく抑えることができたのです。

そのため、NURO光の機材は基本的に日本で作られたものではありません。

NURO光は様々な点でコストを抑えつつ
最大速度2Gbpsを持つGPONを導入したんだよ!

さらに、ダークファイバーを利用することでコストダウンもできました。

一般的にすぐに利用することが出来る光ファイバー(GE-PONが取り付けられているもの)より、ダークファイバー(何もされていないもの)の方が安くレンタルすることができます。

NURO光はこういった様々な点を考慮して、高速で安い回線を実現したのです。

最大速度2Gbpsが実測値に与える影響

「実際NURO光の実測値はどれくらい出るの?」というのは、誰もが気になる点でしょう。

従来の最大速度1Gbpsという速度を大幅に超える最大速度2GbpsというNURO光の実測値には、ついつい期待してしまいます。

しかし、別記事「NURO光は有線でも最大1Gbps?NURO光で2Gbpsは実は出なかった…!」で紹介している通り、実はNURO光も有線での最大速度は1Gbpsなのです

つまり、NURO光を繋いだとしても1Gbps以上の速度が出ることはあり得ないということになります。

「それじゃ詐欺なのでは!?」と思う人もいるかもしれません。

しかし、従来の光回線のONUでの速度が1Gbpsなのに対して、NURO光の場合、ONUまでは2Gbpsの回線が流れています。

そのため、実測値には大きな回線速度の違いが表れるのです。

これはNURO光の回線速度データだよ!
平均速度も高く、最低速度も高くなってるね!

実際にNURO光の実測値は他の光回線と比較しても間違いなく速い数値を示しています。
(参考:NURO光と光回線の実測値データ)

NURO光は次の舞台XG(S)-PON(10Gbps)へ!

NURO光は、日本で初めてGPONを採用したネット回線です。

しかし、NURO光はさらに上を行く伝送技術を2つ準備しています。

それが、『XG-PON』と『XGS-PON』というGPONの性能を大きく超える最大速度10Gbpsを引き出すことが出来る伝送技術です。

NURO光は10G回線と6G回線も用意中!
GPONを超える伝送技術で実現可能になるよ!

これらは、おおよそGPONと同じ原理で実現することができ、比較的安価に製作することが出来るため、将来的に普及されるであろうと言われています。

現段階では10Gbpsという回線速度をフルで使い切るためには、顧客側の準備も大変ですし、使う用途もあまりないため必要性は薄く感じますが、IoTなどが盛んになるであろう将来には重要な役割を持つようになるでしょう。

これからのNURO光の発展にも期待したいところです。

まとめ:NURO光の速さと安さの秘密

今回は、NURO光の回線の仕組みについて解説しました。

NURO光がどうして最大2Gbpsという高速回線と月額4,743円という比較的安めの料金を実現できたのかという裏には、伝送技術とダークファイバーという秘密が隠されています。

また、これから先も更なる高速回線が期待できるということも分かりました。

これから先のNURO光にも期待しましょう。

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