
PS4の通信速度を改善できる「DNS設定」についてまとめました。
「PS4のDNS設定ってどうやって設定するの?」「DNSってどれがおすすめなの?」など、PS4のDNS設定について気になっている人も多いと思います。
そこでこのページでは、PS4のDNSを設定する方法と通信速度改善の有無、オススメのDNSなどをまとめて解説していきます。
PS4でオンラインをしている人は参考にしてみてください。
目次
PS4のDNS設定で通信速度が上がることがある

簡単な結論からですが、PS4のDNSを設定することで速度が改善することがあります。
ただし、確実に改善するわけではありませんので、「改善したら良いかなぁ…。」程度で試してみるのが良いでしょう。
ちなみに、PS4に設定する上でオススメのDNSは、Cloudflareが提供しているDNS「プライマリ:1.1.1.1、セカンダリ:1.0.0.1」になります。

Cloudflareが一番オススメ。
Googleが提供しているDNSも有名ではありますが、現状はCloudflareがオススメです。
とは言え、どちらも試してみる価値はありますので、両方のDNSを設定して比較してからどちらにするかを決めても良いでしょう。
それでは、具体的なDNSの設定方法などについてみていきます。
PS4のDNS設定方法とオススメのDNSについて

まずは、DNSの設定方法とオススメのDNSについてからです。
「DNSの設定方法は知ってるけど、オススメのDNSは知らない!」という人も多いと思われますので、ぜひチェックしてみてください。
PS4のDNS設定手順
DNSの設定はPS4のホーム画面から行います。具体的な手順は以下の通りです。
![]() 【DNSの設定変更方法】 1、 ホーム>ネットワーク>インターネット接続設定 |
設定するDNSはいくつかありますが、基本的には上に記載した3つのうちのいずれかがオススメです。
ただし、どのDNSを設定しても、通信速度が変わらない、あるいは通信速度が遅くなるということもあります。
そういった場合は、「DNS設定」を『自動』に戻しておくようにしましょう。
オススメのDNSと特徴、提供会社について
続いて記載した3つのDNSについて紹介していきます。紹介した3つのDNSの提供元は以下の通りです。
- Google DNS:「8.8.8.8/8.8.4.4」
- Cloudflare DNS:「1.1.1.1/1.0.0.1」
- quad9 DNS:「9.9.9.9/149.112.112.112」
それぞれ一般向けに公開されている「Public DNS」と呼ばれるもので、誰でも設定して利用することができます。
また、各DNSごとに簡単な特徴があります。
Google DNSは安全性&速度に優れている
最初に紹介するのがGoogleのDNSです。恐らく、一般向けのDNSとしては一番知名度が高く、利用者も多いと思われます。
DNSサーバーのIPアドレスは「8.8.8.8/8.8.4.4」です。
そんなGoogle DNSの特徴は、「安全性の高さ」と「速度の速さ」になります。
それぞれ極端に性能が高いわけではありませんが、Googleが運営しているだけでも信頼性はかなり高いでしょう。
Cloudflare DNSは速度が優れている
続いてはCloudflareのDNSです。知名度はそこまで高いわけではありませんが、現在ゲームをするには一番オススメできるDNSになります。
DNSサーバーのIPアドレスは「1.1.1.1/1.0.0.1」です。
Cloudflareの特徴は、圧倒的なレスポンス速度になります。
DNSperfのデータによると、Google DNSのレスポンス速度が22.06msなのに対して、Cloudflare DNSのレスポンス速度は14.77msです。
通信速度を重視するのであれば、最優先したいDNSになっているでしょう。
quad9 DNSは安全性に優れている
最後に紹介するのはquad9のDNSです。知らない人の方が多いかもしれませんが、安全性が高いことで知られているDNSになります。
DNSサーバーのIPアドレスは「9.9.9.9/149.112.112.112」です。
quad9の特徴は、X-Force脅威インテリジェンスを利用した安全性の高さにあります。
恐らくここで紹介した3つの中でも最も安全性に配慮しているDNSなのですが、その分レスポンス速度が40.71msと他社2つのDNSと比較して遅めです。
なので、速度重視で見るならイマイチと言えるかもしれません。
PS4でDNSを設定するならCloudflareのDNSがオススメ

ここまでPS4のDNS設定方法、オススメのDNSについて解説しました。
合計で3つのDNSを紹介しましたが、PS4で利用するのであれば速度に最も定評がある「Cloudflare」のDNSがオススメです。
ただ、何度か記載した通り速度が必ず速くなるとは限りません。
現在契約しているプロバイダーのレスポンス速度が速い場合は基本的に改善しませんので、その時は自動にしておきましょう。
また、余裕がある人に関しては次で紹介するMTUも設定しておくとGOODです。
DNSに合わせて「MTU値」も設定するとさらにGOOD
余裕がある人はDNSに合わせてMTU値も設定しておきましょう。DNS設定と少し被りますが、手順を記載しておきます。
【MTUの設定変更方法】 1、 ネットワーク>インターネット接続設定 |
設定するMTU値は以下の通りです。
記載されていない回線については、「回線名 MTU値」などで検索すると回線に合ったMTU値を調べられます。
MTU値についてもDNS同様に確実に速度が上がるわけではありません。
もし設定しても速度が上がらない、もしくは速度が遅くなるという人は、自動に戻しておくようにしましょう。
なお、PS4で必要になる通信速度やそれに合わせて重要になるPing値については、以下記事で解説していますので、気になる人はチェックしてみて下さい。
【参考】そもそもDNSって何?DNSの仕組みについて

最後に「DNSって何なの?」という点について、簡単に解説していきます。
まずインターネットで何かを調べる時には、「ドメインを検索⇒DNSサーバーに連絡⇒ドメインとIPアドレスを結びつける⇒接続」といった流れが基本です。
この時、利用するDNSに応じて検索から接続までの時間が異なります。
そしてここまで紹介したDNSのレスポンス速度は、この「ドメインとIPアドレスを結びつける」作業にかかる時間です。
基本的には契約しているプロバイダ(So-netやOCNなど)が一番速くなるのですが、状況によっては契約しているプロバイダが遅くなることがあります。
そういった場合にDNSサーバーを手動で設定すると速度が速くなるということです。
参考程度ではありますが、DNSについてまとめました。
まとめ:PS4のDNS設定と通信速度について
このページでは、PS4のDNS設定について解説しました。
PS4の通信速度で困っている人はDNSを設定することで、速度が改善されることがあるかもしれません。
DNS設定をする時にオススメなのは、CloudflareのDNS「1.1.1.1/1.0.0.1」です。
知名度の高い一般向けのDNSの中でも最も速度に定評があるため、PS4のオンラインでも役に立ってくれるでしょう。
また余裕がある人は、DNS設定に合わせてMTU値も設定するとGOODです。
MTU値の設定も速度改善できる可能性がありますので、ぜひ試してみて下さい。
コメント
通信が安定せず色々試しいるところです。
ps4はIPv6非対応という事なのですが、この場であっても入力するMTU値はv6プラス通信の値を入れるべきなのでしょうか?
コメントありがとうございます。
使っている回線がv6プラス(もしくはそれと同等の通信)であれば、v6プラスの数値を入力したのでOKです。
PS4とIPv4、v6プラスの関係については、以下記事で解説しているので参考にしてみてください。
PS4とIPv6、v6プラスを完全解説!ゲームができない時の対処法も紹介
ご返信ありがとうございます。
リンク先、参考にさせて頂きます!