【解説】オンラインゲームでのアップロード(上り)速度の役割とは?

オンラインゲームアップロード速度

通信速度には、2つの種類があります。

1つは下り速度(ダウンロード速度)で、もう一つは、上り速度(アップロード速度)です。

一般的にオンラインゲームでは、下り速度(ダウンロード速度)が重要と言われていますが、上り速度(アップロード速度)はどういった役割があるのでしょうか。

今回は、アップロード速度についてまとめてみました。

「アップロード速度って何なの?」という方の参考になれば幸いです。

そもそもアップロード速度ってどういったモノ?

アップロード速度は、情報をネット上に発信する時に使われる速度です。

例えば、動画サイトに動画を投稿したり、メール送信を行ったり、ファイルをネット上に公開したりするような時に、使われています。

上り速度と下り速度
▲上り速度と下り速度の違いについて。
一般的に、下り速度が重要と言われている。

しかし、大容量のデータをネット上に頻繁にアップしている人は少ないです。

そのため、一般的には『アップロード速度は重要ではない』と言われています。

アップロード速度の測定方法について

アップロード速度の測定方法は、機器によって異なります。

PCの速度を計測したい場合は、『Speedtest』や『Fast.com』といったネット上で無料で公開されている速度測定サイトを利用するといいでしょう。

サイトによって速度が異なることがありますが、おおよその目安として捉えて下さい。

▲サイトによって速度の違いがあるが
おおよその目安として測定すればOK。

次に、ゲーム機器(PS4やSwitch)での測定方法です。

PS4やSwitchといったゲーム機であれば、ホーム画面から速度測定ができます(PS4なら接続を診断する)ので、それを利用して速度を測りましょう。

PS4の速度測定
▲PS4の場合は、接続の診断をすることで
回線速度を測定することが出来る。

パソコンと比較すると速度が遅めになる傾向がありますが、あまり気にしなくても問題ありません。

速度測定自体は簡単ですので、ぜひやってみて下さい。

オンラインゲームではアップロード速度はいらない

もちろん、オンラインゲームでもアップロード速度は必要です。

しかし、求められる基準値がかなり低く、目安として1~3Mbps程出ていれば、問題なくオンラインゲームをプレイすることが出来ます。

アップロード速度十分
▲1~3Mbpsのアップロード速度は
普通の光回線なら問題なく出せる。

1~3Mbpsというのは、PS4でもPCでもゲーム媒体を問わず、光回線であればほぼ確実に出すことが出来る数値です。

そのため、オンラインゲームではアップロード速度を気にする必要はありません

プレイ動画の投稿や配信をする際はアップロード速度が必要

しかし、状況によっては必要になる場面があります。

例えば、ゲームを配信する時やプレイ動画を投稿するような場面では、ネット上へのデータの送信を行うため、アップロード速度が必要になります。

ゲーム配信環境
▲ゲーム配信を行うためには、
30Mbps程のアップロード速度は必要。

アップロード速度が不足していると、配信がカクついてしまったり、画質がかなり悪くなったりと、まともに配信することが出来ないでしょう。

また、動画投稿するまでにかなりの時間が必要になったり、動画の画質が悪くなってしまったりと、こちらも難しくなってしまいます。

こういった場面で必要なアップロード速度は、おおよそ30Mbpsです。

しっかりとした回線であれば十分に出せる速度ですが、配信などを考えている人は一度チェックしてみるといいでしょう。

オンラインゲームでは回線速度よりPINGが重要

回線速度に合わせてチェックしたいのが、PING値です。

オンラインゲームでは回線速度も重要ですが、PING値は回線速度以上に重要な役割を持っている数値になります。

回線速度とPING値の違いは以下の通りです。

・回線速度 ⇒ 1秒間に送ることが出来るデータの量を表す数値

・PING値 ⇒ 送ったデータへの返信が返ってくるまでの時間を表す数値

オンラインゲームは、細かいデータの送受信がメインになりますので、回線速度はあまり必要ありません

一方で、送ったデータが返ってくるまでの時間、ゲームで言うと、『コマンドを入力してから画面に反映されるまでの時間』は言うまでもなく重要になります。

PING値の簡略図
▲PING値の簡略図。
PING値が高いとラグが発生してしまう。

PING値が悪いと、入力から反映までが遅くなり、『ラグ』という形でゲームに現れます。

そのため、オンラインゲームではPING値が重要なのです。

PING値の測定方法と目安の数値について

PING値は『PING ○○ms(ミリ秒=1/1000秒)』という単位で表される数値です。

一般的に、PING値が高ければ高いほど(反映が遅い)とラグが頻発してしまい、低ければ低いほど(反映が速い)とラグが起きる確率は減少します。

ゲームジャンルごとの目安の数値は、以下の通りです。

●PING値の目安表(ジャンル別)
ゲームのジャンル 推奨PING値
FPS、TPS、格闘などの繊細な対人戦がメインのゲーム
(PUBG、FORTNITE、スプラ、スマブラ、ストファなど)
15ms以下
MOBA、少し緩めなシューティングなどの対人戦がメインのゲーム
(LOL、DOTA、GTAなど)
30ms以下
MMORPG、MORPGなど育成や対CPUがメインになるゲーム
(PSO2、FF14、黒い砂漠、ラグナロクオンライン、MHWなど)
50ms以下
将棋、囲碁、TCGなどそこまでラグが気にならないゲーム
(Hearthstone、Shadowverseなど)
100ms以下

目安は上の数値になりますが、ゲームによっては測定できないものがあります。

例えば、最近のFPSゲーム(PUBGやFORTNITE)であれば画面上で確認できますが、画面上で確認できないものに関しては基本的に測定できません。

PING値の測定方法
▲ゲームによってはPING値を
画面に表示することが出来る。

画面上で確認できないものは、基本的に測定できません。

ゲームサーバーを公開していれば測定することが出来ますが、少し難しくなるため、詳細については別記事「オンラインゲームのPING値って?目安の数値と3つの改善方法を紹介!」をチェックしてみて下さい。

オンラインゲームにあるPING値とは何なのでしょうか。また、このPING値はどうしたら良い数値になるのでしょうか。今回は、PING値の正体や3つの改善方法、PING値に合わせて生じるパケットロスなどを、誰でも分かるように詳しく解説していきます。

まとめ:オンラインゲームのアップロード速度について

今回は、オンラインゲームのアップロード速度について解説しました。

基本的に、普通にオンラインゲームをプレイするだけであれば、アップロード速度はあまり必要ありません

特定の場面、例えば「ゲームプレイを配信したい」「プレイ動画を投稿したい」というような人は、おおよそ30Mbpsは必要にになりますので、確認しておくといいでしょう。

ラグという点で見ると、大事なのは回線速度よりもPING値です。

「アップロード速度が遅いせいでラグい」ということはあまり考えられませんので、PING値をチェックしてみるといいでしょう。

なお、しっかりとした光回線を利用することで、快適なゲーム環境が作れます。

詳しくは別記事「ネトゲ廃人が選ぶネット回線ベスト3!爆速&安定のおすすめ回線は?!」に記載していますので、気になる方はチェックしてみて下さい。

オンラインゲーム・ネトゲ向けのネット回線(プロバイダ)をまとめました。オンラインゲームをプレイするならネット回線はかなり重要です。「ラグ過ぎてつまらない…」「回線落ちがひどい…」のような現象が続くとモチベが落ちてしまいかねません。そういったことを避けるためにも、しっかりと回線選びをしてみて下さい。

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